「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」という意味の家。
長期優良住宅のメリット・デメリット(税金関係)はこちら
長期優良住宅の認定基準
国土交通省で9つの条件をだしています。(一戸建ては7つ)
劣化対策
劣化対策等級3相当
数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。
通常想定される維持管理条件下で、構造躯体の使用連続期間が少なくとも100年程度となる措置。
耐震性
耐震等級2以上
極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の安易化を図る為、損傷のレベルの低減を図ること。
大規模地震に対する変形を一定以下に抑制する処置を講じる。
建築基準法レベルの1.25倍の地震力に対して倒壊しないこと。
住宅品確法に定める免震建築物であること。
維持管理・更新の容易性
維持管理対策等級3(専用配管のみ)
構造躯体に比べて耐用年数が短い内装・設備について、維持管理(清掃、点検、補修、更新)を容易に行うために必要な措置が講じられていること。
構造躯体等に影響を与えることなく配管の維持管理を行うことができること。
省エネルギー性
断熱等性能等級4
必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。
住戸面積
良好な居住水準を確保するためび必要な規模を有すること。
一戸建ての場合
75㎡(22.7坪)以上、1階床面積40㎡(12.1坪)以上 *地域によって前後あり*
居住環境
良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持および向上に配慮されたものであること。
維持保全計画
建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること。
構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分、給水・排水の設備について、点検の時期・内容を定めること。
少なくとも10年ごとに点検を実施すること。
可変性(一戸建ては適応外)
居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること。
将来の間取り変更に応じて、配管、配線のために必要な躯体天井高を確保すること。
高齢者等対策(一戸建ては適応外)
将来のバリアフリー改修に対応できるよう共用廊下等に必要なスペースが確保されていること。
廊下の幅員、階段の幅員・勾配、エレベーターの開口幅等について必要なスペースを確保すること。
日本の住宅の寿命は約30年
他国に比べるとかなり短いです。
イギリスでは70年とか100年以上もざらだし、欧米だって50年といわれています。
日本では、一世代で建替えていくのが基本みたいになっていますが、
そうすると解体の時の産業廃棄物や新築の際の植林伐採などの問題が出てきます。
地球温暖化の問題ですね。
あとは、世帯の経済的な負担を軽くできます。
何世代も続く家ですと、メンテンナンス費用だけで、新築するよりはるかに安くすみます。
住宅ローンさえなければ、けっこう豊かな生活できますよね~
そうした問題をクリアするためにも、人にも地球にもやさしい住宅をくつってね!
というのがこの制度の始まりです。たぶん。
「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」っちゅー事!