自分が住みやすい間取り と 自分の理想の間取り は少し違います。
その間取りが自分の生活スタイルに合っているのか、よく検討する必要があります。
ではどうやって?検討すればいいのでしょうか。
私なりですが、まとめてみました。
動線(人が歩く道順)の考え方
動線は、間取りを作るにあたり、一番重要になってきます。
そして、動線というのは人それぞれ違います。
生活スタイルに関係しているからです。
図面の読み方 ~動線を書いてみよう~
まず、朝起きてからの生活を思い出してみましょう。
図面に、動線(人が歩く道順)を書き込むと解り易いです。
鉛筆のほうが後からわかりやすいのですが、
下の写真は朝の動線が赤、夜の動線が青で書いてみました。
家具やクローゼットも忘れずに書いておきましょね。
自分だけではなく、家族の動線も考えましょうね。
まずは朝の動線。
因みにこの動線は
起きる→ベッド降りる→着替える→階段下りる→トイレ→洗面所→洗濯機→キッチン(作る)→ダイニングテーブル(食べる)→洗濯機→外(洗濯物干す)→ダイニング(片付け)→リビング(片付け)→クローゼット→玄関→行ってきます!
てな動線です。
夜の動線を加えると・・・
しかし、TVの前を何回か通りますね。これはOK?よく考えてくださいね!
朝、リビングでくつろぎながらTVを見る家族がいなければOKですね!
洗面所からキッチンの動線がちょっときゅうくつそうですね・・・
一日の動線を考えたら、今度は家事や掃除の動線
コンセントの必要な位置も見えてきます。
次は来客時の動線
来客があったときの見せたくない場所の見え方を想像してみましょ。
上の図面だと、キッチンは見えないけど、リビングダイニングは丸見えですね。
こちらは、キッチンの奥までお客様に丸見えです。
かわいいキッチンならOKですけど!ゴミ箱までこだわらなくては!
それから 冬と夏の動線
季節物の出し入れがしやすいか、収納スペースも含めて考える!
子供が成長した場合など未来の動線
これ、わすれがち。リフォームで壁をいじった場合、など考えてみましょ!
でもこれは専門的な知識が必要なので、
将来どうしたいか だけ考えて設計士に伝えておくと失敗がすくない間取りになります。
そうすると・・・
ほとんど使わないスペースが出てきたり、
よく使うスペースなのに動線がくねくねしていて効率の悪い(住みにくい)間取りだったり。
動線はなるべく直線(短いほうが)がいいです。
しかし、目隠しの関係や意匠的(見た目)な関係でくねっとなる場合は、
理由があるのでOKですね。理由があると住んでから、多少不便でも納得しやすい。
それは、満足感につながりやすいのです。
鉛筆で描いてみた
黒くごちゃごちゃした所は改善の余地ありですね!
この図面は強いて言えば・・・キッチンとダイニングの行き来くらいですかね。
この家・・・・ステキだなぁ・・・
てか私って、仕事ある日はリビングにほとんどいないんだ・・・
お次は
自然の通り道
続きはこちらです!