なぜ、中古住宅を検討していた私が大手ハウスメーカーにしたのか。
低予算なのに大手ハウスメーカーにした理由を
つらつらと書いてみました。
こちら からの続きです。
候補からはずした理由を書きますので、批判的で読みにくかったら
ごめんなさい。悪いから候補から外したという訳ではありません。
はじめに、工務店を候補からはずしました。
次に、
ローコストハウスメーカーを候補から外した理由
同じ予算でも、うちが建てるメーカーだと27坪。
ローコスト住宅だと37坪。
う、うーん、、、、、10坪の差が!!!!
10坪っていうとね、20畳分ですよ。畳20枚ですよ!
ちょっと!!3部屋も多く作れるんですよ!!!!
でもね。なんで27坪を選んだのか・・・
大きさより快適さ
まさにこれです。これをを求めたからです。
大きければいいってもんじゃないですよね。
私にとって大事なのは 快適さ です。
建築士かじってる私としては、企画の間取り図じゃ納得できない。
それだったら建て売りを買えばいい。(注文住宅より安くなるから)
でも田舎で建売はあまりないのです・・・・
あと、私が書いた図面をそのまま見積もりしてくるような建築会社じゃ満足できない。
(私はリフォームのほうが経験があり、新築の経験は浅いのです。
なので、私が描いた図面を褒めまくって、そのまま建てれますよ!!
なんていう建築会社はなんか信頼できなかった・・・提案がほしかったのです。)
そして・・・
安い部材を使用して、基礎(見えない部分)を削っている会社にお金を出す気になれない。
→これは人それぞれの考え方の違い。
それで十分って人もたくさんいます。
もちろん、建築基準法はみたしています。
安い材料っていうのは、近い将来、必ずメンテナンスが必要になってきます。
そのメンテナンス費用を貯めるのであれば、
その分、初めから良いもので、長持ちするものを使用したい
というのが私の考え方。
低予算だからこそ
イニシャルコストより
ライフサイクルコストを抑える
これを抑えた住宅がいい、と私は思ったのです。
そのほうが10年20年30年後の予定が立てやすいと思ったのです。
イニシャルコスト = 建物の値段、建築費用 のみ
ライフサイクルコスト = メンテナンス費、水道光熱費、保険料 なども含めたもの
ライフサイクルコストは建物が建ってから住んで、死ぬまでにかかる費用って感じの意味です。
人生において、どのくらい、家にお金をかけるか。
私は、低予算だからこそ、初期費用(建物の値段)を抑えるのではなく、
死んでいくまでの人生の中で、家にかける費用を少なくしたいと考えました。
ひろーいおうちに住んで、光熱費気にするの嫌なんですもの。
安い外壁使って、10年後にはメンテナンスが必要とか嫌なんですもの!
基礎を簡単なものにして、地震で基礎にクラックとか、絶対嫌なんですもの!!!
リフォームをたくさんやってきたので、メンテナンスがどれほど大事かは、良くわかる。
同じ家でもメンテしてるかしてないかで、家の見た目がぜんぜん違うのです。
ローコストハウスメーカー、私の印象
ローコストの建築会社もたくさん回ったけど、私の印象は安かろう悪かろう。
いや、悪くはないんだけど。ちょと言い過ぎた。
でもやっぱり【安い】ということは・・・
●人件費を削除している。
●基礎や材料を削っている。(建築基準法はみたしています)
●経験豊富な設計士が、インテリアコーディネーターが、いない。
●そしてアフターメンテナンス期間が短い。(それだけ保証できないって事?)
経験豊かな営業さんはどこのメーカーでもいるのに。
私(施主)にとって大事なのは、売り込みがうまい営業さんではなく
実際に家を建てる設計士さんや大工さん、コーディネーター、構造の部分です。
しかし、上記の●部分に価値を見出す方はたくさんいます。
だからこそ、ローコストメーカーという分類ができたのです。
逆に言うと、●の項目が気にならなければ、
ぜひローコストメーカーも候補にいれてください。
無駄がなく、予算が抑えられます。
ローコストハウスメーカーが悪いわけではないんです。決して悪くないです。
ただ、私の考えに、ニーズに合わなかった・・・それだけなんです。
でもどうしても、どうしても、私が「おおっ!!!」と感動するなにかが欲しかったのです。
ここで建てたい!と思えるなにかが欲しかったのです。
私にとって大事なのは、営業の売り込みではなく、
設計・インテリアの提案力。
建てた後の安心さ。
それでたどり着いてしまった先は
大手ハウスメーカーで
ローコストの家建ててやろうじゃないか!!!
っちゅー事なのです。
その3へつづく→私が決めた基準