家の建て方 ~工法の長所と短所~

日本では、たっくさんの構造方法があります。
ちょっと多すぎでないの?というくらい。
家を建てようとする人(施主)の専門的な知識も少しは必要になってきます。

そこで、6つに分類した工法の説明でっす!
1つ目は

プレハブ工法

工場でほとんど作ってから現場で組み立てる工法。
熟練した職人の腕が必要ないので、品質が安定しやすい。
工期が短い(=その分、安価で出来る)のが特徴。
その中でもさらに4つに分けれます。

軽量鉄骨系

骨組みが薄くて軽い鋼材でできている。
 長所                                         
工期が短い
重量鉄骨に比べて軽い
耐震性がある
熟練した職人の腕が必要ないので、品質が安定しやすい
 短所                                         
断熱・気密性が弱い(寒い・暑い)
錆び対策が必要
間取り寸法に制限がある
建てた所でしかリフォームできない場合が多い

コンクリート系

コンクリートパネルをボルトや溶接でつなげる工法。
長所                                         
工期が短い
遮音性が高い
工場で作って現場で組み立てるので、現場打ちのコンクリより品質が安定している
熟練した職人の腕が必要ないので、品質が安定しやすい
短所                                         
間取りの自由度が低い
解体が困難で費用がかかる
地盤の強度が必要
リフォームがしにくい

木質系

床壁天井の木質パネルによって組み立てる工法。
長所                                        
工期が短い
断熱・気密性に優れている
耐震性が高い
熟練した職人の腕が必要ないので、品質が安定しやすい
短所                                        
遮音性が弱い
湿気に弱い(結露やカビの原因)
パネルのサイズによって間取りに制限がある
リフォームがしにくい
シロアリの対策が必要

ユニット系

長所                                          
工期が特に短い
品質が安定している
熟練した職人の腕が必要ないので、品質が安定しやすい
短所                                        
遮音性が弱い
間取りの自由度が低い
組み立てた箱(部屋)ごとに現場に運ぶので、クレーンやトラックが入る道路が必要
耐久性が弱い
リフォームがしにくい
シロアリの対策が必要

 

以上がプレハブ工法。4種類に分けて説明しました。
お次に説明するのは

重量鉄骨造

一般的に厚さ6mm以上の重量鋼材を使用して柱と梁のみで建てられる工法。
耐震性に優れているのが特徴。
長所                                        
耐震性の確保が安易
耐久性に優れている
耐火性に優れている
開放感のある間取りがつくれる(間取りの自由度が高い)
短所                                        
断熱性が弱い(寒い・暑い)
錆び対策が必要
湿気に弱い(結露やカビの原因)
室内に大きな柱形が出る
地盤の強度が必要
コストが高い
1つ目に説明した、プレバブ工法の軽量鉄骨系と似てて混乱しますが
重量鉄骨と軽量鉄骨の違いは、材料の厚みで区別されています。
厚さが6ミリを超えるものを重量鉄骨、6ミリ以下が軽量鉄骨です。

 

3つ目は馴染み深い工法

木造軸組工法

在来工法とも言います。日本の伝統的な工法です。
木材で土台・柱・梁などを組み立てる工法。
自由な設計がしやすく、リフォームしやすいのが特徴。
長所                                        
自由な設計がしやすい(変形敷地や狭小地でも建てれる)
リフォームしやすい
日本の風土・気候に合っている(湿気・カビなど)
長時間の火災に強い(倒壊せず炭化するという意味で)
短所                                        
職人の熟練度によって仕上がりに差が出やすい
コストがやや高め
シロアリの対策が必要

 

4つ目は北米生まれの工法

2×4工法

ツーバイフォーと読みます。最近は2×6や2×8が主流。
2インチ×4インチの角材と合板のパネルで箱をつくるように建てます。
断熱・気密性に優れているのが特徴。
長所                                         
断熱・気密性に優れている
横揺れの地震に強い
台風に強い
施工が簡単で工期が短い
短所                                              
開口部など、間取りの自由度が低い
湿気に非常に弱い(結露やカビの原因)
リフォームが難しい

気密性が高いので、湿気対策は必須(換気システムなど)
じめじめした日本の風土に合わせた配慮が必要です。

 

5つ目は有名建築家、御用達の工法

鉄筋コンクリート造(RC造)

鉄筋とコンクリートで作られた工法。
重量鉄骨と同じラーメン構造、2×4工法と同じ壁構造、両方できる。
屋根や家の形の自由度が高いのが特徴。
長所                                        
自由な設計がしやすい(変形敷地や狭小地でも建てれる)
間取りだけでなく、家そのものの形の自由度が高い
耐震性がある
耐久性もある。
短所                                         
職人の熟練度によって仕上がりに差が出やすい
施工時の天候やコンクリートの品質管理が非常に重要
断熱性が弱い(寒い・暑い)
コストが非常に高い
有名な建築家が建てた「なんじゃこれ!?」という形の建築物はこの工法が多いです!

 

6つ目、最後は私の憧れ工法

ログハウス

見たまんま、丸太の家ですね。
日本でも古くからある工法で、奈良の正倉院の校倉(あぜくら)造りがログハウスと同じ工法です。
長所                                        
施工が非常に簡単
長時間の火災に強い
短所                                        
断熱性が弱い
コストが高い
家の大きさ・高さ自体に制限がかかる
出来るものならログハウスに住みたかった・・・

 

 

ハススメーカーや工務店で工法を聞いたとき

その短所をどう補っているか要チェックですね!



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